攻撃のオプション
ひさしぶりにサッカー指導のことでも書こうかなと。
まあ、偉そうに私が言っている現在の1年生のチームなのですが、攻撃スタイルとしてはまずは突破のドリブルからはじめました。
自分で相手を抜いてシュートですね。
そこからクロス攻撃を教えました。これは突破していくとやはりサイドに出てしまうので、そこから点を取るためにも、必要でした。
まあ、このあたりまではやっているところはやっていると思いますが、この次の練習をしてから1年生がやたらそれなりのサッカーをするようになってきました。
いろいろな攻撃を組み合わせながら戦うようになってきたという事です。
どんな練習をしたのかというと、まずそれよりも
どうしたら1年生のちびっ子がいろいろなオプション攻撃を身につけてそれなりのサッカーができるようになるのか?
ここを考えました。
「そこはパスだろ」
「そこはシュートだろ」
なんて言ってもはじまりませんからね。
まあ、そのあたりは例のごとく私の意識指導をねちねちと入れ続けてそれなりに真剣に指導を受ける下地を作ったうえで、なのかもしれませんが、とりあえずちびっ子達が真剣にサッカーに取り組む状態を作らないと、難しいことはなかなか定着していきません。
率直にこの春から春先にかけて1年生がスルーパスやらクロスボールを入れて戦ってたらちょっと気持ち悪いと思いませんか?
まだ、試合とか言っても砂いじってる子が半分ぐらいいるなんてチームも大げさじゃなくているんじゃないでしょうか?
ただ、私のこの教え子達は正直なところ子どもっぽい部分はたしかにあるけど、気持ち悪いです。
それなりのサッカーをやってしまう子達なのでかなり、大人っぽいというか、特にサッカーをやっている時は。
サッカー以外はよく怒られている悪ガキ達ですが、サッカーやってる時はちょっと違います。
で、その複合的な攻撃を判断の中でやって戦うために取り入れた練習というのが、
3対3
です。
えっ?まあ、私のやってるトレーニングなんて単純なんで。
当たり前じゃないですか、小学校1年生がやるんですから。
でも、この3対3でそれなりのサッカーを習得してしまいました。させてしまいました。
ルールは多少ありますが、大したルールではないです。パスだして動いてスタートみたいな。ただ、それだけ。
この時点でも私は最近よく言うのですが「この子達が怖い」と言っています。私の想像の中でもこんなサッカーを1年生の5月の段階でやるというのはありえない事だったんです。正直、必死こいて夏休みひたすらトレーニングさせていく中で今の半分もチーム戦術が分かってくる子がひとりかふたり出てくればなぁ。と。
そのくらいでも、勝たせる自信がありましたから。
ですが、夏休みを前にその狙っていた以上の現実が目の前にあって、驚くというか怖いです。
こんなにうまくいってよいのだろうか。と。
そして、ちよっといろいろつまみ食いをさせながら、昨日とうとう新しい戦術を指導しはじめました。
それは何かと言うと
2列目からの飛び出し
です。
まじめにありえないです。給食もはじまって1カ月程度しか経っていない小学校1年生がスペースにパスを出して、さらにそこに2列目からとびだして来るのも1年生。なんなんだ、これは。。。
まあ、試合というのはさらにメンタルの強さが出てきて、そのとおりになるかどうかはまだまだのちびっこ達ですが、練習どおりにやれた場合、たぶんどのチームもお手上げだと思います。今、1年生の全国大会があったら100%優勝させる自信があります。
そのくらい凄いです。
これをたぶん、この子達は今月中におそらく覚えてしまうので、夏休みは基礎練と実戦でひたすら力をつけるということになりそうです。
たぶん、夏休み明けに本当の化け物集団が出来上がっていると思います。もう漫画の世界に近いですね。
ただ、この子達に課している指導は本当に大した指導ではありません。ただ、高学年の子に教えるようなことを教えているだけです。で、それができちゃう。のか、私がわからせちゃう。のかははっきりしませんが、そういうサッカーです。
昨日の紅白戦で彼らを見ていると、去年私はちょうど4年生の県大会で川崎フロンターレのジュニアの線審をしていたのですが、それもフロンターレの飛び出し方えげつないなぁ、と今まで社会人サッカーも含めてあんなにオフサイドぎりぎりで飛び出してくるような試合の旗上げをやったのははじめてで驚かされましたが、正直なところ、今の彼らはそんな戦い方をしてしまいます。
もう一度書きますが、その子達はたぶん、二桁の足し算とかできない1年生達です。。。
これは恐怖としか言えません。
前回少し書きましたが、私の指導で得意なのはこういったチーム戦術ではありません。「個人戦術」なんです。
なのに、この子達チーム戦術はもうないだろというぐらい覚えてしまいました。もちろんまだありますが、それこそ本当に中高レベルのチーム戦術を教えないといけないほどです。
まあ、そこまでは私自身がそんなにレベル高くないのでついていけるか謎ですが、
それよりも、本来の私の得意とする部分、「個人で戦う能力」については、ほとんどこの子達に教えていません。
得意な方が残ってるんです。。。まだぜんぜん伸びるってことじゃないですか。。。。
もう得意な部分をやり尽くしたのなら話は別なのですが。
あのチーム戦術で、これから私が教える個人戦術やフィジカルコンタクトを身につけたら、彼らは本当にどうなっちゃうんだろうかと心配です。
そして、最近私が彼らに追い詰められました。
だんだんネタがなくなってきてるよ。。。
と、いう事に。
ネタというのは「チーム戦術」の方です。まあ、そういうしのぎの削りあいが楽しいですね。
2列目の飛び出しを教えたら、次は何を教えようかな。と正直なところ考え中です。
もう、教えなくていいんじゃないかという考えもあります。
あとは、トラップの精度だったり、キック力だったりそういう基礎は小さな子なので雑なので、そこをしっかりやっていこうかなとも思っています。
あとは、コーディネーションそのものですね。動きの能力も小さいうちしか上がらないみたいですしね。
まあ、ただの自慢みたいになってしまいましたが、
言いたい事は、
やり方次第で二桁の足し算ができない1年生でも、大人のやっているサッカーはできる。
と、いう事です。
よくダメ指導者達が高学年に対して「あれやれ」「これやれ」と苦労されていますが、サッカーとはちびっこがそのくらいできるぐらい簡単なことなんです。
なので、今私が「すごいすごい」と言ってるけど本当は
すごくなくてあたりまえ
なのだと思います。
要は教え方がヘタだという事。何がヘタってそういう指導者って、
「自分自身が分かってるから、分からない子どもの気持ちに立てない」
まさにこれ。私にすごい複雑なオフサイド指導してくれた方々なんてこれそのものですね。
自分はそりゃあいいですよね。分かってるんだから。
指導者ってのは分からない子に対して分かるように教えるのが指導者でしょ。
なんで、私のガキの頃からもう20年近く経つというのに、こういう問題が解消されないんでしょうね。
やっぱり指導者とかやって監督をやると、どんどん分からないこの気持ちとか無視して、駒のようにしか扱えないんですかね。
指導者としての自覚ってここだと思いますけどね。真剣にやってるのに、その子が分からなかったらそれは指導者の責任ですから。
砂いじりしてる子に分からせるのはなかなか難しいとは思いますが、真剣な子ひとり上達させられず「センスねーなー」で切り捨てる。
それが大人のやることだとは到底思えませんね。
自分の息子にだったら絶対やらないと思いますからね、そういうのに限って。
任天堂DSのゲームの方がよっぽど難しいと思います。サッカーはとても簡単。チーム戦術的には。
やはり奥が深いのは個人個人の戦いだと思います。ここはいろいろ研究する価値ありです。
もうどうやったらあと2センチマークを外してアプローチ、インターセプト成功させられるかとかひたすら修行中は考えましたね。
やっぱり個人戦術は、その子その子の頑張る度合いで差が出てきますからね。
私の理想というか目標は子ども達ひとりひとりが自分でサッカーを追求、研究してそれぞれの個性を伸ばす努力が生きがいになるぐらいサッカーが好きになることです。それを教えられたら最高と言えますね。それ以外のことは正直なところ私にとってはあんまり重要じゃないです。
「自分で自分をパワーアップさせていく」
という喜びを「楽しさ」として実感してもらいたい。というのが私の本音です。
その為に、私自身もいろいろと子どもにどうやったら分からせることができて、そういう「自分追求」というサッカーを楽しめるひとづくりができるか。
この挑戦はずっと続きますね。
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テーマ:少年サッカー - ジャンル:スポーツ
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